Get Things Right

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影響力

玄奘三蔵

629年(28歳?)にインドに向かい、3年後ナーランダ寺院(1万人が滞在し、最多で1500人の教師がいたという)に到着した玄奘は、16年後の645年(44歳?)に、657部の経典や仏像(運ぶのに馬22頭必要)とともに唐の長安に戻ってきた。 経典の翻訳…

 張学良

1931年9月の満州事変を皮切りに、32年3月に満州国が作られ、故郷東北を関東軍に奪われた張学良。皮肉にも満州事変の際の関東軍司令官は張学良の父、張作霖の軍事顧問を1921年から3年間務めた友人、本庄繁であった。本庄は張学良に部下である石…

 日本語の漢字の読み方

日本語の漢字の読み方はなぜ、音読み、訓読みから始まり複雑なのか。例えば「道」。「ドウ、ダウ、ダウ、タウ」と音読み。「みち」という訓読み。時には現代中国語の音「タオ」なども加え6種類。日本語学習者から見れば、無意味に複雑に見える。だが実はそこ…

スティーブ・ジョブスと仏教

ジョブス氏は禅の影響を受けている。1971年(16歳か)曹洞宗の弘文老師に出会い、89年ではネクスト社では弘文老師を指導者として招き、91年の結婚式では弘文老師が式師を務めた。彼が妻とともに弘文老師に笑いかける写真が残っている。74年には イン…

 人間理解 其の四 自我は部分としての自分を規定し、全体の中での役割を決める

自我は他者との関係を規定する。自分が全体なかの部分として、どの位置を占めるのか。言い換えると自分という意識は役割分担の礎となり、全体最適の為に機能する。例えば、自信をつければ積極的になり、より大きな責任や役割を担おうとし、自信がなくなれば…

リーダーシップ論

リーダーとは方向と勢いを与える人。方向については人に理解してもらうことが第一歩となる。 「理」という文字は玉と里。里は田と土で、耕して筋目をつける意。玉(石)に筋目をつけることが字源。模様がない玉の表面に筋道をつけるように、リーダーシップも…

 人間理解 其の三 

「人」という字は「人と人が支え合う」形をしている。人間は他の人間(異性)なしに、子孫を残すことが出来ない。その意味においてひとりの人間は不完全である。人間の赤ちゃんは他の動物と比べて無力の存在のまま生まれてくる。そこには生存、繁栄の前提と…

 人間理解 其の二

生まれたばかりの赤ちゃんが泣きわめく。周囲の注意を引き、生存のための人生最初の自己顕示だ。自己顕示の範囲が広がり、それが集団単位になり、集団と集団が熾烈にぶつかり合い、国境が生まれる。国家はなくてもよいという人がいるが、国家が人にアイデン…

 賢くなる勉強のしかた

英国の大学で寮に住んでいたとき、隣に住んでいたのがインドから来た国費留学生の役人だった。彼はインドのある州でトップになり、優秀な成績を修め大学卒業後すぐに講義を任された。科目は計量経済学。数年、大学で教えた後、官僚の道に入り、今回国費でイ…

 これから「権力」の話をしよう

権力はもの凄く魅力的。そしてより権力に近い人々は、その魅力をより肌で知っている。だから国家の政治は権力闘争の場となる。国家権力は強大で、その椅子に座るものは大きな権力を得る。明文化された法律・権限も、言葉で定義される限り、文脈そして解釈に…

 人間理解 其の一  自己顕示欲

iPad2がようやく届いた。それを見て娘「すごいね!おめでとう!」。そして息子「全然、そんなの凄くない!」。上記の例が示すように、男性は女性より競争心が強い。それはしばしば強い自己顕示欲につながる。「自分はすごい」、「自分は勝っている」など。自…

プレゼンの準備

久々にプレゼンをした。プレゼンは緊張する。多くの人を集めて、その人たちの時間を割いてもらう。興味をもってもらえるだろうか。理解してもらえるだろうか。自分では答えられない問いを繰り返す。自分の中に答えが見つからなければ、人に聞くしかない。自…