Get Things Right

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デジタルトランスフォメーション(DX)

お世話になった経営者にDX戦略についてまとめてくれと言われ、付け焼き刃ながら急遽3ページのパワポにしてまとめて提出した。

 

ITを知らない経営者に対してDXだ、AIだ、BlockChainだと目新しい言葉を使って、注目を集める事ことには抵抗があるが、会社全体が言葉に踊らされている時には時流に乗る必要もある。 大きく事業に成功している経営者は理解できなくても試してみることで、そこからきっかけを掴み、大きく成功した経験を持つ人が多い。自分はビットコインが出始めの時、分からないとスルーしたが、そこで試してみるという行動が取れていたらという後悔がある。

 

ある知人が銀行が生き残るために何をしたら良いかを学ぶためにアメリカに飛び有名大学のコースを受けてきた。ディスラプターと呼ばれる新しいIT技術を用いて革新的に金融サービスを提供する新規参入者がきたら、旧態依然とした銀行は恐竜のように淘汰されてしまうのではないかという危機感のもとに。そのような危機に著名大学の教授達はどんなアドバイスをくれるのだろうか?

 

結論をいえば旧態依然とした組織がGoogleのようなイノベーターになることはない。だからパートナーシップを組むべきだとの話。また銀行はお金があるから、「これは脅威になるのでは?」という会社があれば早めに資本を入れて、大きくなる前にコントロールできるようにしておく。それだけ新しく脅威となる会社がタケノコのように育ってくることを前提とするがアメリカの資本主義市場社会ということか。

 

台湾にイスラエルから「新しい金融ビジネスを立ち上げか方」を教えに来るとのことで、その講演会、そして講習会のようなものに参加したことがある。イスラエルから来た人曰く、「エンジェル(投資家)」を見つけなさいと。自分が手をあげ「エンジェルと言えば背中に羽があり、遭遇することのない存在ですが、何処にいるのですか?」と聞くと、「テルアビブには銀行が少ない。だから起業家は当てがなくてもニューヨークに電話するのだ。金持ちであるならば誰でもエンジェルになってくれる可能性がある。エンジェルとは神話的存在ではない(Angels are not mytical creature)」と。イスラエル人の行動力に感心する。 

 

DXに話を戻すと経営者はどのように新しいサービス価値を創造し、収益源を確保していくかを模索する必要がある。自分のパワポでは、その企業のみが持ちうるデータを活用し、それを使って新たなAPIサービスを提供してくという内容にした。また大事なのはその企業がどのようにしてデータの集約先となれるかだ。

 

最近はFacebookが個人情報の使用を咎められているが、特に個人の購入履歴や行動履歴などは今後益々重要なデータとなる。時価総額の上位を占める、マクロソフト、アップル、Google,アマゾン、テスラ、Facebook,これらの企業は行動履歴など多くの個人情報を蓄積している会社だ。 個人情報を持たずに広告や、商品を売ろうとすることは、目を瞑って的を狙うようなものだろう。ただデータ活用をDXとして伝えると、どこが新しいの?と聞かれる。だからAIBlockChainという単語もパワポに入れといた。

 

参考:

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd112210.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AE%E5%8F%8A%E5%AD%A6