Get Things Right

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ウェブは資本主義を超える

インターネットといえばブラウザと直結させて考えていたが、IPネットワーク網が根底にありその上にFTPサービス(ファイル転送サービス)、Telentサービス(リモートログイン)、P2P(ファイル交換)、Webサービス等が数十年の内に展開されてきたのが実態だと認識を新たにした。IPネットワーク網はウェブブラウザができるずっとまえから存在していたのだ。「Everything over IP」というのはよい標語だと思った。いつかは資金決済の世界でもすべてのお金の情報とその保持者の中央管理サーバができ、一定のプロトコールで商取引をする相手とその中央管理サーバ(medium of exchangeもといcentral of exchange)とにIPネットワーク上で通信し、資金決済が金額の大小に関わらず行われる世界を夢想したりした。(あと認証サーバも必要かな)

本書では不確実が高まる世界の状況の中、官僚組織に代表される日本の戦略立案機能に筆者が大きな危機感を抱いているのが伝わってくる。

オプション価値の最大化という切り口は面白い。産業構造が水平分業、モジュール化し個々のリスクが他のモジュールに影響を与えないとの前提では、モジュールの不具合が生じた場合取り替えられるようになっているのがシステムのアーキテクチャーして安定性を計る上で重要だ。

個々の企業の立場からしてみると供給サイドとしてどれだけindispensable、代替不可能な存在となることが企業価値に直結する。モジュール化された産業構造の中でどれだけ日本企業が代替不可能なコアモジュールを提供できるかが国の競争力を考える上で重要なのだろうか。半導体産業だと一番収益が高い企業はあまり知れてない企業だと聴いた記憶がある。


ウェブは資本主義を超える

ウェブは資本主義を超える