2008-01-01から1年間の記事一覧
レーニンは著作「帝国主義論」の中で過剰な資本は国外にその投資先を見つけるため植民地獲得競争(帝国主義の拡大)は不可避だと考えた。実際には資本は第2次世界大戦後のグローバル化のもと、植民地を持たずともその行き先を世界に見出した。結果国内には外…
子供が通う幼稚園で週に一度、みんなの前で家からもってきたものを見せて(show)それについて語る(Tell)機会がある。3歳初めの言葉もあまり喋れない子供も参加する。構成は1.挨拶、2自己紹介、3.Show and Tell。1. 挨拶 Hello my friends, hello tea…
株券の電子化は証券会社、特にバックオフィス業務に大きな影響を与える。一連の証券改革に加え新たなインタフェース構築のための巨額なシステム投資(参加者テスト、ドキュメント管理等も含む)だけではない。株式の電子化後バックオフィス業務は今までの紙…
高級車(BMWだったかな)の購入資金を若者向けに銀行が融資する際、最初の数年は低金利で後から金利が上がっていくバルーン・ローン形式を導入した。車が担保になる上に若者は年齢を上がるごとに収入が上がるはずだから問題ないという目論見だ。結果この…
お通夜のこと。先日お通夜に行ってきた。シンガポールで初めての経験なため同僚にその儀礼を事前に聞いた。1. 道教(Taoism)が主流 2. 通夜は葬式の前まで数日続く。直後は準備で忙しいために次の日に行くのが良い 3. お金は10ドルから50ドルの間。親戚…
インド人。2000年前後まではインド人は優秀な順に、情報工学、電子工学、機械工学、土木建築工学と進み、情報工学は一番優秀な人が行く分野だった。同僚の友達は成績が悪く土木建築工学に進んだが、現在は地方政府のプロジェクトに携わり情報工学に進んだ同…
ジムに通う前までは「運動なんてどこでもできる。なんでお金を払ってまで。」という思いが少なからずあった。しかし通い始めて2年以上経つ今は違う考えを持っている。ジムに通うメリットは以下。主に運度の動機付け。1.お金を払うこと自体が運動する原動…
同僚のインド人が転職した。彼はコミュニケーションに秀でており社内でもトントン拍子に昇進していった。そんな彼に質問をぶつけ、ディスカッションをするのは社内での自分の楽しみであった。最後のディスカッショントピックは「面接について」。1. Be a goo…
The problem of the current economic system is the systemic risk embedded with credit settlement. To increase demand, each participant pay by credit, which means “I OWE YOU”(IOU). Others can use this IOU as asset, so that the owner of IOU c…
コードネームは「レインボー」会社からの帰りがけ、突如このような電話が携帯にかかってきた。Call Tree Exerciseだ。どのような災害時においてもITシステムのサポートを磐石なものとするため年に一度連絡網の確認として伝言ゲームのようなことをする。最…
松本大氏の著作の中に「ゴールドマンサックス(GS)の上場を前に数十億円の報酬を捨てて起業」という話がある。これを読んだとき松本氏の決断に感銘を受ける同時に「ゴールドマンの経営者はなぜ株式企業にするのだろう」と疑問に思ったことがある。上場す…
解雇の際提示されるお金のこと。一年につき一ヶ月分の給与、もしくは一年一週間と国によって相場が異なる。上限として30年以上は考慮に入れないなどCapがあるのが普通。国によっては解雇の際払う金額として法律で規定しているが、ない国でも市場慣行と…
本を読んでいて行列の掛け算ABを見たら、頭の中で「ガチャ、ガチャ」と行列Bを左90度倒してAに(写像のため)入力していくイメージが自然と浮かんだ。行列は写像だ、写像だ、写像。。。。と頭にこだまする この本のおかげで読める本が広まった。ありがとう。…
お昼ごろ同僚がAIGのシンガポール支店に人が殺到して騒ぎになってると教えてくれた。帰りがけに店舗の前を通ってみたら既に閑散としており、一組のテレビ局と店舗の入り口に下記の記事 がいくつも張り出されていた。白黒のコピーに緑のマーカで下線が引かれ…
午前休を取ったある日の朝、起きて会社に行く前に時間があるので中国語の勉強をいつもどおり30分した。勉強を終えると「ふぉわーん」とした幸福感に包まれている自分に気がついた。「エンドルフィンが分泌されているのか!でもなぜ?」と考えてみた。英語…
「他社はどんなシステムを使っているのだろう?」世界中のデータを一元管理するには世界中をつなぐネットワークの管理、データセンター管理、リアルタイムシステムの構築、24時間のシステムの監視体制。必然的にITに対する投資が大きくなり、IT部門の技術…
投資銀行は「リスクを取って利益を上げる主体」である。リスクを取るとは巨額な資金で証券、通貨を売買、そして市場価格変動リスク、流動性リスク、決済リスク等にさらさられること。投資銀行はこれらのリスクを管理、コントロールする術を身に着けていると…
Productのような意味。道具という意味は全くなく、金融商品全般を指す。「資金貸出」(Loan)のような単純な商品でも使用する口座の種類、契約書の条件が異なれば異なるInstrument番号が振られて管理される。全世界共通のInstrument番号としてISIN番号が広く普…
組織表を見たら「東京支店以外は現地人ばかり」だった。どのように解釈したらよいのだろうか。社内の公用語が英語な会社は人材を日本で獲得するのに非常に苦労する。英語が「英会話」のレベルではなく流暢、且つ必要とされる専門技能に不足がない人材。結果…
初めてこの法則に出会ったとき何を言っているのか全く分からなかった。特に「its own」の部分。その極意は「売れるものを造れば経済は大きくなる」と自分は解釈する。売れるものを造れば、それは売れ、売った人は所得を得る。その所得が購買にまわることで需…
会社でプレゼンテーションスキルのコースを受けている。最初に10分のプレゼンをした後でそのプレゼンのビデオを見た。髪の毛を触ったり、手を弄んだりと自分が意識していない動作が見て取れ、客観的に自分を把握する難しさとフィードバックを客観的な形で…
グローバルな通貨・証券決済の理解の鍵。それは通貨・証券は国外に出ないこと。たとえば日本国債を外国人が買ったとしても、証券証書を鞄に入れて海外に持ち出さない限り日本に留まる。通貨も同じこと。日本円を海外に持ち出しても日本円は日本でしか使えな…
今日お昼頃、「社内政治は不可避なときがある。嫌でも関わるなら学ぶべき」と突然視点が社内政治に対して積極的なものに変わった。「なぜテストをした後にリリースをしているシステムなのにITのサポートが必要なのか理解できない」これが彼の人が持つ主張…
「経済学は自然科学ではない。社会科学だ。だから絶対正しいなどということはない。誰もが自由に意見を述べることができる。」 イギリスの大学で聞いた言葉。「衝撃」だった。 経済学は自然科学における「自然」のような絶対的な規範を持っていない。だから…
会話は聞くこと(音→意味)、話すこと(意味→音)を相互に繰り返すことで成り立っている。日本語と中国語は漢字をある程度共有しており学習者は意識的、無意識的に(意味→漢字)、(漢字→日本語の音読み)の関係を頭の中で構築してしまう。この行為は至極自…
お昼休みによく行くジムの壁に書いてある言葉。最初「muscles」は小文字で次は大文字。筋肉が大きくなることを大文字、小文字で表現している。意味は日本語に翻訳はできるが大文字、小文字を使った面白さまでは翻訳できない。金融街にはジムがたくさんある。…
理由その1: No Audit log MS SQL にはTraceファイルといってユーザのすべてのアクションを記録する機能がある。IT Securityの観点からこの機能を使うことが望ましい。理由その2:Access/Excel is File”. “File”means “Data to be portable” MS Access は…
その昔、カレー屋であった日本で働くインド人に職業を聞くJava言語で携帯電話のソフトを作っていると答えた。海外で働きたかった自分はどうしたらJava言語を学べるかと聞くとC言語を学べと彼はいう。C言語を知らないとJavaがどう動いているか分からないぞと…
大多数のシンガポール人は昔カンポン(マレー語で村)といわれる平屋に住んでいた。家には庭があり、そこでは鶏を飼い、パパイヤなどの様々トロピカルフルーツがなっており、熱帯雨林気候の恵みに支えられ自給自足に近いことができた。ずっと関東圏に住んで…
今日マラソン大会に参加した。走る前は同僚たちが「Do you run, no? I will walk」などとお互いに聞き合い、牽制し合っていたが始まればみな走る。人間どこも同じだなと思った瞬間だ。シンガポールの高湿度の気候の中の5.4kmは思いのほか長かったが完走。早…