Get Things Right

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2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

  ルワンダ中央銀行総裁日記

大学生のときに読み10年ぶりに再読。改めて驚くのは著者服部 正也(故)の優秀さ。 語学はフランス語、英語ともに抜群であることが読んで取れる。だがそれ以上にルワンダの人々、通貨基金の人々を説得させる上での論理が明瞭、簡潔で且つ礼節への配慮に富む…

 好(hao) good

帰国子女という言葉からわかるように「子」には男という意味がある。「女」と「子」を合わせた漢字が「好(hao)」。中国語ではGood(良い)の意味になる。子供が男の子と女の子の兄弟なので町でよくHao(Good!) と言ってもらっている。嬉しい。後は兄弟が…

日銀ネット

日銀ネットは金融の国際化を妨げる日本経済のボトルネックのひとつだと思う。接続コストが余りに高く、よほどITリソースに余裕がある会社以外は直接接続が不可能だからだ。国債発行残高はとどまるところを知らず未達・札割れを抑えるにはより開かれた入札…

 ファイナンス理論は役に立つのか 野口悠紀雄 証券レビュ 第47巻第11号

「なぜ16世紀を境にヨーロッパは他の地域に対して圧倒的な優位に立てたのか」。この問いに答えを与えているすごい論考。それは工学的技術の優位を源泉とするのではなく、分散投資、保険、株式会社(東インド会社)とリスクを取るためのファイナンス技術が発…

 数式の読み方 其の一 数と量

長さ10cmと時間10分を足すと答えは何になるだろう?この問いには意味がない。なぜなら長さと時間は単位が異なりまったく別次元の量だからだ。足し算と引き算、この2つの演算操作が行えるのは単位が同じで場合のみだ。10cmという表現は10という単位、量の…

Seigniorage 通貨発行特権

世の中のお金のほとんどが紙幣、貨幣という目に見え触ることのできる形で存在しているのではなく、銀行口座の記録、債権等帳簿上の記録(データ)という形で存在している。その帳簿上の記録(データ)を残高が多くなるように書き換える特権をシノレージ(通…