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カンボジアでのバイク購入

カンボジアでは125CC以下のバイクには免許が不要。ただ路上の警察官とのトラブルを避けるために、免許をできるだけ取得するようと領事館のサイトにはある。

 

https://www.kh.emb-japan.go.jp/consular/untenmenkyo1.pdf

 

どのようにして免許を取ればいいのか、イオンモール2にある運輸省の免許更新センターに聞きに行った。英語窓口で「125CC以下では免許はいらない」と言われたので、自分が「それでもカンボジア警察は罰金要求しますよね?」と聞くと、「その場合は運輸省のホットラインに電話してください」と言われた。

 

https://www.mpwt.gov.kh/en/home. (Hotline 1275)

 

運転免許を取るには、まずヘルメットが必要だろうとヘルメットショップに行くと、しきりに中古のホンダCB150を勧めてくる。150CCは免許が必要でしょうというと、カンボジアの警察に捕まったら数ドル払えばいいだけだから免許は必要ないという。「どこで免許が取れるのですか」と聞くと近所のドライバースクールを教えてもらったので、その足で申し込みに行った。

 

スクールでは「バイクの先生はいない。車の先生だけ」と言われたが、免許は簡単に取れるという。「Cambodia Driving Rules」というアプリを携帯にダウンロードして交通標識、交通規則を自習した。スクールは運転免許試験に代理で申し込みをしてくれるだけだ。プノンペンでドライバースクールを検索しても、どこの場所も運転練習場がない、小さな店舗だけなので不思議に思っていたが、理由が理解ができた。スクールといっても基本、運転免許試験申し込み手続きの代行業なのだ。

 

試験場所はプノンペンの北「Heavy Truck Training Center」。実技試験コースもあり、奥には大型車が見える、立派な場所だ。学校からは午前7時までに到着し、指定の電話番号をかけろと言われていたが、電話がつながらない。学校に確認すると午前9時からスタートという。待っていると1時間ごとに試験があり、7時、8時はカンボジア人で、9時からが外国人(多くは中国人)が試験を受ける番であった。9時前に学校が派遣したエージェントがきたので、パスポートを渡した(他の外国人のためのエージェントも複数いたので、間違われないようにする必要がある)。筆記試験は全てコンピューターで選択式。終わるとその場で結果が出る。運よく筆記に合格すると次は実技試験と言われた。「一度もバイクに跨ったことはない!」と主張すると30分だけ練習の時間をくれるという。

 

マニュアルかオートマか聞かれたので、マニュアルと答えるとヤマハのバイクが用意された。エンジンをかけても、すぐにエンスト。これではダメだと急遽スクータに代えられた。スクータに跨って、気ままに教習所のコースを走ったら、止められて、後ろに乗れと。試験コースには順番があり、また標識に従い、停止しなければならないことを教えてもらった。最後にスラロームがあり等間隔に並んでいる円錐型コーンの間をジグザクに走らなければならない。練習時間中に一回も成功しなかったが、スピードを落とすのにリアブレーキを踏みながらアクセルを吹かすと比較的車体が安定することに気づいた。

 

実技試験が始まると、自分以外は皆、車の試験だった。自分の番がきたが発進しない。エンジンのかけ方を自分は知らなかった。キーを試験官に回してもらい、発信し問題なく試験コースを終えた後、最後にスラロームの前に立たされた。ルールは2回まで足をついてよく、また2回まで挑戦できる。奇跡的に一回も足をつかず、初めの挑戦で成功させた。数日後、学校を通じで免許証が送られてきた。免許証はTypeAで2輪、3輪車を運転できる。免許は一年間しか有効ではない。来年こそ、マニュアル車で受けたい。

 

この運転免許取得は、カンボジアの道路標識等を学ぶに大変役に立った。全ての運転者が勉強すべきだと思う。

 

バイクを買うには新車登録、ナンバープレート登録がない分、新車より中古の方が簡単と聞いていたので、Khmer24のモバイルアプリでナンバープレート付きの中古ホンダグロムを購入した。家の前まで運んでくれ、かつ乗り方までタダで教えてくれるという。バイクは本人が最初の購入者なのバイク登録書の名前が販売用紙に記載される名前と同じになり都合が良い。販売用紙を記入し、お互いに親指で母印し、バイク、鍵x2、バイク登録カードを確認したのちに、ABA銀行のモバイルアプリを使ってUSD 1800を振り込み取引完了。最後にお互いのIDや取り交わした書類を写真に収め、テレグラムで共有した。

 

https://dooorblog.com/expat/life/1518/

 

運転技術に自信がなく、また日焼け防止のため胸部プロテクター等を買った。ただ現地の人はヘルメットもなく、サンダル、短パンで運転する人が多いので、正直自分は何を大袈裟にやってるのだろうと思わないこともない。眼鏡もオンデーズで遠距離用のものを揃えた。

 

https://www.kmxhelmets.com/

 

またバイク保険(包括パッケージでバイクの盗難、賠償責任など)の一年契約をした(自分の場合年間USD113だったが、個人によって異なる)。メールでテレグラムの番号と、購入したバイクのナンバープレート登録証明を送信すれば、テレグラムを介して見積もりがもらえた。支払い先はいつかの銀行から選べる。

 

https://www.infinityauto.com/knowledge-center/understanding-insurance/motorcycle-insurance-policy

 

最後にバイクの乗り方に参考にしている主な動画サイトは以下:

 

https://www.youtube.com/@MuscleBike

https://www.youtube.com/@ahirutaicho_bike

https://www.youtube.com/@tsukinowaproduction

 

他人の目を気にせず、まずは自信がつくまで安全な場所で練習したい。最初の遠出の目的地は、ホンダディーラーショップで車体の点検と消耗品の交換。考えられる限り、安全には万全を尽くしたい。

 

一連の手続きを振り返ってみて試験の厳格さ、手続きの電子化。売買のスピード感。またナンバープレートやID等にQRコードも付与され、QRコードをスキャンすることですぐに詳細なデータを確認できる。カンボジア行政のあり方が、着実に進歩してしていることが感じられた。