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プーケット旅行で知る金持ちへの道(キャピタルゲインの威力)

タイ・プーケットにいってきた。津波災害の後も見えず、今年は旅行客が津波前のレベルまで戻ってきたと地元の人は言う。自分も旅行者としてお金を落としていくことで復興にいくらか貢献していると思うと嬉しくなる。

世界的なリゾート地と聞いていたが、スェーデン人が多くて驚いた。空港には一戸建模型とともに住宅販売の女性おり、話しかけるとヨーロッパ人、特にスェーデン人が買っていくという。円建てで一戸4千万強(一千万バーツ)だ。

新車を良く見かけることに驚いた。「new, new , new cars ! why?」と先の地元の人に聞くと最近土地が値上がりし、それを売ることで多額の収入を得ている人が買っているという。続けて日々の仕事をまじめにし、こつこつ貯めていくのでは車を買うのは難しいとも。

土地を昔から持っていて、経済発展とともに土地の値段が上がり金持ちになる。結局どこの国でもお金持ちになるにはインカムゲインではなく、キャピタルゲインなのか。だから外資が資本市場(土地、株等)に流れ込むことが発展途上国にとって経済成長を遂げるのに一番効率的なのだと知る。日本のように輸出業者が牽引となり膨大な貿易黒字をもとに資本価値を引き上げる例が特異なのだ。以前書いたように国際貿易は国々の赤字・黒字を足し合わせればゼロなのだから、すべての国が貿易黒字を得ることは構造的に不可能だから。

見えてきたのは発展途上国にとっての経済性長への道はひとつではないこと。(グローバル)経済においては様々な役割が用意されているからだ。もちろんひとつの国は複数の役割を担っているが国よりどれに特徴を見出すかで個性が異なる。<<新興市場(タイ等)→投資機会(アービトラージ)の提供>>
外資が資本市場(土地、株等)へ流入し、資産の値上がり
→資産を持っている人が金持ちになる
→消費が伸びる(経済成長)<<アメリカ(超特異例)→国際貿易通貨(ヘゲモニー)の提供>>
→借金する(日本が米国債を買う)
→消費が伸びる(経済成長)<<日本(特異例)→生産者として製品の提供>>
→貿易黒字
→企業にドルがたまる
→企業はドルを売って円に換える
円高
→政府が円高を抑えるためドル買って円を売る
→政府の外貨準備高が増える
→政府はドル買い介入資金調達のために短期国債を売っている
→短期国債が満期となれば金利+元本の分だけ資金が市場に戻る
→円の供給が増える
→物価高騰
→資産を持っている人が金持ちになる
→消費が伸びる(経済成長)

Reference:
http://d.hatena.ne.jp/yoshitokyo/20070625

Rich Dad Poor Dad: What the Rich Teach Their Kids About Money-That the Poor and the Middle Class Do Not!

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