語学学習のコツ 信じること
午前休を取ったある日の朝、起きて会社に行く前に時間があるので中国語の勉強をいつもどおり30分した。勉強を終えると「ふぉわーん」とした幸福感に包まれている自分に気がついた。「エンドルフィンが分泌されているのか!でもなぜ?」と考えてみた。
英語学習していたときにはこんなことはなかった。勉強すればするほど喋れない、上達していないという焦りと悩みが深まっていたと記憶している。「この方法・教材でよいのか」、「自分には才能がないのでは」等の考えが頭をめぐっていた。自分のことを「できるようになる」と信じていない場合、「学習」は「不毛なことをしているのでは」との悩みを深める契機となる。
中国語は自分にとって2つ目の外国語。英語での成功体験をもとに中国語を喋れるまで学習を連続的に続けていれば、いずれ喋れるようになるという確信に満ちている。30分という小さな時間でも「成功」への着実な一歩として認識できている。
英語学習の反省を生かして「成功」の尺度をあまり高いところにおいていない(ネイティブと同等とかでなく日常に困らない程度)ことも結果として「成功」を信じる助けとなりよい好循環を生んでいると思う。
振り返って思うと、英語学習をしたことによって得ることのできた恩恵の大きさは、決して英語を必死に学んでいるときには知ることができないほど、想像を超えて巨大なものだった。
幸福感に包まれたという事実は、中国語が使えるようになるという自身への確信のほか、使えるようになった後に与えられる未だ見ぬ恩恵がまた英語と同様、想像を超えたものであると確信しているからだろう。
未来をオプティミスティックに信じて行動できるようになる。
Reference:
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
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