Javaスレッド完全制覇
Javaスレッド完全制覇 (標準プログラマーライブラリ)を読了。アマゾンのコメントにもあるように読みやすかった。こんな感じでストレスを感じず本がいつも読めたらいいね。
実務でスレッドのプログラムを組んだことはないが、マルチスレッドプログラムについてはCPU内に複数コアがあるCellチップの存在を知ってからはいつかは学びたいと思っていた分野。
スレッドを立てる際、Threadを継承もしくはrunnableインタフェースを実装する必要があるがマルチ継承を許さないJavaの言語仕様では継承は希少なリソースであるとの記述は自分にとって新しい視点だ。
Java Guruな同僚にSetDaemonメソッドって知ってると聞いたら、スレッドの寿命にVMの寿命をリンクさせるフラグをOn/Offする個々のスレッドのプロパティを管理するメソッドだとの返事。(彼はhookといってた)。フラグがTrueならデーモンスレッドでそのスレッドの寿命がつきたらVMも終了するようにスレッドプロパティを設定する。複数のスレッドが走っている際にJavaが強制終了された場合、スレッド間での終了の順番がコントロールできないので困っているとも。
ただ使用法とサンプルプログラム、そしてその振る舞いが並べてある本を読むだけでは身につかない「なぜそうなのか」に突っ込んだ、構造を理解しようとする視点を彼は持っていると思った。そんな視点で書かれているよいJavaの本があればぜひ教えてください!
- 作者: 村上列
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: 単行本
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