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階層構造とは (格差社会への入口入門その2)

経済は価値と価格の交換で成り立っているから、一つの価値しか見いだされない社会では富の一極集中を生み出す。たとえば資本主義。資本主義ではお金自体を増やすことがよいとされる。だからお金を増やす人に投資という形でお金が集中する。ただ実際にお金を増やすかどうかはやってみなければわからないのでライブドア堀江被告のように体裁を良く見せるだけでお金を集める人もいる。株式市場を通じて富は堀江被告に移転された。

学校。特に小学生はまだ自分の行動を意識的にコントロールできない。だから学校という枠組みのなかで与えられる尺度に生まれ持った特性が適応しているかが重要になる。興味に関係なく教科書の書いていることを理解、暗記し答案用紙に反映させる行為に対する適応性。「将来役に立つから勉強しよう」というような自分の行動にフィードバックをあたえる自我が芽生えていない年齢では「生まれ持った適応性」が学校社会に階層構造を与える。

格差社会とは人と人を分ける明確な物差しがなけば存在しない。いま現在社会で問題となっているのは所得格差。年収200万以上もしくは以下と所得に焦点を当てれば明確な線引きは誰の目にも分かりやすい。自分は経済が価値と価格の交換で成り立ち、高所得が高い価値を提供している結果だと明確な形で社会の同意が得られるならば所得格差は許容されると考える。もちろんすべてのひとが尊厳を維持できる所得を持つことが大前提だが。