外国語学習
自分は外国語学習法にとても興味がある。外国語の習得は膨大な時間を要するため1%でも効率よく習得したいと強く思うからだ。中国語を学習し始めて英語を学習し始めた時のことを思い出したので忘れないうちに書き留めておく。
外国語を勉強し始めた場合、勉強法をネットで探すことがあるかと思うが時々「6ヶ月で習得」、「英語は簡単、自然と話せるようになる」などの武勇伝、広告、体験談を目にする。今現在中国語を始めて3ヶ月になるが、あと3ヶ月で話せるようになる気は全くしない。そうすると習得に対する自信が揺らぐ。英語のときは最初の外国語であり自分が喋れるようになることが想像もつかない。かといって絶対習得したいと思っているときは妙にこの手の情報が気になった。
成人してからブラジルに移民した人は長年使ってないと母国語である日本語を不自由にする。膨大な記憶体系で成立つ言葉は使わなければすぐ硬くなる。だから外国語の習得とはその言語に対する生涯のコミットメントに他ならない。
英語もあれから10年以上たったが会議でスムーズに話に割り込めなかった自分の英語を今日もたった今反省(落胆)していたところだ。英語が堪能なドイツ人女性はコーヒーショップでひとたび口を開き発音で外国人と分かると店員は眉をしかめると怒っている。何十年も海外、外資を渡り歩いた日本人が「日本人はどこまでいっても日本人」といい、イギリスで育った日本人の同僚はアイデンティについて熱く自分に語ってくれる。
外国語の習得とはその言語のみならずその国の価値体系を含む広い領域での学習を意味し、その領域は自分のアイデンティティにまで及ぶこともある。
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