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 銀行口座を介した資金循環の仕組み  ――短期資金調達口座 

お昼ごろジムで走りながら自分が銀行の企画だったらということで以下のことを考えてみた。

銀行の強みは口座。個人、法人、公的機関、銀行、全ての経済主体が銀行に口座を持っている。
そして口座は同じデータベースにあるので口座間の振替は簡単だ。システム的に言えばデータフォーマットが同じだから手間がかからない。

法人に短期資金調達口座(仮)を開いてもらい、それにキャリーコストに該当する金利を設定する。口座番号は全ての人にキャリーコスト(投資家にとっては金利)とともに公開され、その金利を得たい投資家は口座振替によってお金を短期資金調達口座に振り込む。振込んだ額の月中平均は銀行側で管理し、利払い日に法人の短期資金調達口座から引き落とす金利(キャリーコスト)を投資家の口座へ振り返る。

これだけで社債発行等のわずらわしい手続きを介さず、法人は資金調達を、個人は投資機会を、銀行はリスクを負わずに手数料を得ることができる。

利払い日に短期資金調達口座に十分な残高を残していなければ不渡り手形と同じだけの制裁が法人には課せられる。また法人側が資金繰りの予測をつけやすくするため投資家による口座への振込みは毎月2回決まった日し、振替後2,3ケ月は元本は戻らないこととする

投資家のリスクを軽減するという意味で、短期資金調達口座に当座貸越し極度額として銀行より与信を設定しても良い。

全ての企業・個人・公的機関にキャリーコストという概念、何もしなければお金は時間とともに価値は減衰することが浸透すれば日本経済にとって計り知れない利益になる。それには人々に身近な銀行は大きな役割を担えるのではと考える。