Get Things Right

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fire warden

会社があるビルでは毎年二回 Fire drill, 火災訓練を行う。訓練前にフロア毎にFire wardenという責任者がメイン、サブと2人任命される。今年は自分がメインFire wardenと任命されたため各階のFire wardenが一同に会する集まりに出席した。

そこでは自分たちの役割と火災の悲惨さを訴える映像を見せられる。大車輪のように回転しながら落ちてゆく人々、火災事件を伝える新聞一面等。「あの映像、尋常じゃないねぇ」と帰り際のエレベータの中で同席した同僚がポツリという。

思い出したのがシンガポールの地下鉄で流れる映像。次の電車が到着する時間を伝えるとともに、スペインの列車爆破事故の映像に始まって地下鉄がテロにあって爆発するストーリを流している。いまから乗る列車なのに。町でもよく「何々たら罰金5000ドル」など標識を見る。たとえ刑罰があるとしても日本では「見せない」。たとえば「万引きをしたら通報します」など。なんで最後の一番痛い所を「見せる・言う」んだろう。気分が悪くなるよと最初は思っていた。しかし最近は現実ならば見せるほうが正しいとも考えるようになった。

中国人は「現実的」だ。Sun Tech Day Singapore に出席した際3人のサン・マイクロシステムズ幹部がそれぞれ Fortune God(富の神様), Longevity God(長生きの神様), Prosperity God(繁栄の神様)に扮して登場、キーノートスピーチをした。出席者は全員電電太鼓を持たされ「デンデン、デンデン、デンデン、デンデン」と場を盛り上げる。

富、長生き、繁栄。なんて地に足が着いた神様を尊ぶのだろう!SunのスピーチでひたすらAppleiPhoneが如何に凄いか語るSUNの幹部と同じぐらい驚いた。