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 ヨーロッパ2 チェコ プラハ

ドイツとロシアの大国に間に挟まれた国々は愛国的だと聞く(ポーランドとか)。チェコは世界で最も一人あたりのビール消費量が高い。街の小さなレストランに入ると、そこには大きなビール醸造機があり、一回に1000リットル作れ、全量をその場所だけで一週間で消費するという。

バドワイザーというアメリカのビールも、本当はチェコの銘柄。当時ヨーロッパで流行っていたので、アメリカで真似され同じ銘柄を使用した。だから、アメリカのバドワイザーがヨーロッパで売るときは、アメリカン・バドワイザーとしなければならない。チェコ人はアメリカが銘柄を盗んだだけでなく、キャッチコピー(king of beers)も真似たという。後進国だったアメリカを偲ぶエピソードだ。

スメタナの生家がある古城で開かれたオペラ音楽会に参加し、古城を背にワインを傾けた後、オペラを鑑賞。そしてプラハに赴き街を散策。街中には多くのオペラ座があり文化の街 。電車を利用するには、ニューススタンドで一日乗車券を購入するのが便利。 “Validation” といって、タイムスタンプを押す。もしスタンプの時刻がハッキリしてなければ、裏にでももう一度押して、きちんと時刻を刻むことが大事。夕食は丘に上り、14世紀のお城のワインセラーを改装して作られた、洞窟のようなレストランでチェコ料理を満喫。洞窟の奥には小さな泉があった。

プラハでは特に、ユダヤ人街を回った。プラハは土からロボットを作るゴレーム伝説発祥の地。土からロボットとは、神が人を作ったことに類似する。土で形を整えた後、紙で書いた呪文(プログラムと現地の人は言っていた)を差し込むと動く。ユダヤ人墓地では、Basin(水差し)のマークがある墓があり、それはレビ人の子孫を意味するという。レビ人は旧約聖書に出てくる、ユダヤ人の中でも祭祀を司る人々だ(水で清める)。手の紋章はアーロン人という。中国で孔子の血統の長さに驚いたが、レビ人となればアブラハム->ヤコブ->レビと続き、2000年どころではない。ユダヤ人はアイデンティティを深く考える絶好の題材。墓地は、ユダヤ人は場所が決められていたため、重なるように埋められ、丘のように盛り上がっている。

ユダヤ人は第二次世界大戦後、街から大多数がいなくなったという。協賛金をみると米国が多く、参観者もアメリカ人が目についた。テレジーン収容所にも行きたかったが、時間がなかった。

プラハで有名なのが1410年に作られた天文時計。からくり人形で時間が来ると、がい骨が鐘を鳴らし、人々が「死にたくない」と首を横にふる。その他、共産主義に反対して、焼身自殺を遂げた人の碑文やなどを、資本主義社会で経済成長を遂げていたチェコソ連が武力で共産主義にしたことに関係する現代政治に関わる場所も多かった。もっとヨーロッパの歴史を知りたいと思うようになった。

http://en.wikipedia.org/wiki/Memorial_to_the_Victims_of_Communism
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%95
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_by_beer_consumption_per_capita
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http://en.wikipedia.org/wiki/Golem
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%97
http://en.wikipedia.org/wiki/Budweiser
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%93%E6%97%8F