Get Things Right

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昇進への(裏)道

Narrow Down Scope  

科学的経営手法では、成功を目標にたいしての達成率で定義することも。目標は自分や人が立てたもの。だから目標を下げることは、自分のボーナスの金額を上げることにつながる。もちろん目標を下げすぎると、目標を立てた人の責任問題になるので、匙加減が難しい。理想としては年末に向けてじわじわと目標を下げ、着地点を見極めながら達成比率を調整していくのが望ましい。特に初めに失敗すると、その後挽回することが難しい組織では、信頼の醸成を優先することが大事。成功の定義は人が決めるのだから、定義する人に積極的に影響を与えることは可能なこと。

Profile Yourself

人は常にあなたは、そして自分は「何者か」ということを意識、無意識的に定義している。ならばできるだけ「偉い」人と自分を意識的に定義するに越したことはない。分かりやすいところでは服装。背広やネクタイを着るいうことではない。その組織での偉い人に、格好に近づけていくということ。例えば、シリコンバレーではネクタイをしていると、「偉くない人」とレッテルを貼られる。大企業で「偉い人」ひとはネクタイ無し、白いシャツ以外は考えられないのなら、それに従うしかない。それが文化なのだから。嫌なら転職、起業してもよい。その他、喋り方、話題、振る舞いも、あなたが誰なのかを示す情報源になっている。

Group Right

上記の「Profile Yourself」とも通じるが、人はあなたと誰と一緒にいるかで、その人の印象を決める。だから偉い人と食事に行けば、それとなくそのことを話題にし、周知させる。たかが食事だが、政治家なら時にはそれが政争の具となり、政治生命を決めることもある。国家なら中国は北朝鮮と近いため、イメージを損なっていると思う。

グループの境界線上には立つことは、望ましくない。なぜならそれは他人に自分の属するグループを解釈させることになるから。きちんと自分が寄って立つ旗の色は、自分で明らかする。どこにも属さないというのならば、それは新しい旗を立て、周囲に認知させる必要がある。「あのひとは属さない」と。

多数の人に送信されるE-Mailはあなたが、どの立場に属するかを示す大事な機会。英語ならば WithやToの前置詞で、意味するところが大違い。「この人は誰々のために、働いているんだ」と思われれば、そのグループに属していると思われる。明確に誰が頼み、誰の為に動いているのかを示すことで、あなたが誰なのか(出所はどこか)を自分で管理できる。

誰なのか、出所はどこなのかを人が興味をもつのは自然なこと。今日も「你,哪里人?(どこ出身?)」と電話で聞かれたし、挨拶の後「 Where do you come from」と聞くのは一般的。このとき、出身地を聞いているのか、出身国を聞いているのか、どこの会社で働いてたのか、どの部署で働いていたのかは文脈に依存する。わからなければ、きちんと確認したあとに答える。一般的な挨拶ほど、文脈依存になりやすいのだから。最初の「How can I help you?」もそう。本当は助けるつもりで、聞いているとは限らない。

考えてみると、ジュリアス・カエサルも服装には、ものすごいこだわりがあった。そして民衆派という旗色を一貫して示し続けた。ガリア戦記、内乱記と自分の立場と正義を、明確にし最後には独裁者となりえた。人気のあるウェッブサイトも、そこでは、どんな情報が得られるかというブランド・マーケティングがあり、立場を確立している。

小学校に行くと、すこし鈍そうな男子を後ろに座る悪ガキが、激しくペンでつついている。その鈍そうな彼が横を向いて、女の子に話しかけると「I am not talking to you!」とピシャっと女の子は彼の話を止める。ここで「 talking with you」とは彼女は絶対に言わない。「同じ」と思われるのが怖いのか。子供社会も大人社会と同じだなと、残念にも思うが、「生存競争」という掟がある以上、太陽がでれば空が明るくなるくらい、自然な現象だとも考えられる。

If people do not know who you are, that means people do not see any value in you. - by a marketing person