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アモイ(厦門)旅行

日本に一週間滞在した後、中国のアモイに旅行に行ってきた。初めての中国本土。シンガポールとも縁が深く、同僚のおじいさんも、アモイからの移民。共産党と国民党が戦っているときに、どちらからも徴兵を強要され、逃れてきたという。

今回の台湾に大きな被害を出した台風は、アモイには直撃せずよかったですねと地元の人に言うと、コロンス島に立つ鄭成功が台風から、この土地を守ってくれたんだと笑っていう。

アモイの町には、電柱・電線がない。人の歩く道と車道がキチンと分離されており、子供ずれでも歩きやすい。町も清潔で美しい。スーパーに買出しに出かけると、あまり物価がシンガポールと違いがない。不動産・食費も上がり続け、車は注文から納車まで、2ヶ月以上待たなければいけないほど、売れているという。バスも一回の乗車で1元と安く、使い勝手も良い。最近、2元から1元へと値下がりしたという。中国でも値下がりするものがあるのか!

特異な点としては、街中で文明云々、文化云々、社会主義云々という標語が目にとまる。テレビ、博物館では突如、革命・抗日などが出てくる。政府の正統性を常に訴える必要があるのだろう。シンガポールは中国人に「発見(discovered)」されたと、博物館でいわれたときはビックリした。

国際空港に戻るためタクシーを拾ったら、海沿いかそれとも街中を通るかと運転手に聞かれた。海沿いを薦めるので、海沿いを走るとそれは新しく、且つ美しい道だった。途中、台湾の金門島が見えるビーチがあり、立派なビル郡も見える。アモイという都市は美しく、生活水準も高く、住民がその土地に誇り感じているように見受けられる。

そんな誇りを与えてくれる土地なら、自分も住んでみたい。また、そのような都市がこの地球上にもう一つ、資本主義の裁定メカニズム(e.g. Foreign Direct Investment)により、創造されたことを発見できて嬉しかった。アジアでの自分の生活圏が広がることを意味するからだ。でも、その前に言葉の壁を乗り越えないと。