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 発音 基礎固め1

先週は中国の個人レッスンを受けた。独学では発音が独りよがりになりがち。自分は中国語音の区別が未だ曖昧なため、今後の会話力とリスニング力にたいする土台に欠けてると危惧してのこと。英語の経験を言えば、リスニングでLとRの発音が完全に別物とは聞こえてないが(こないだもPalaceとParisを聴き間違えた)、少なくとも発音するときには別物と区別している。同様に中国語音も耳では限界があるだろうが、少なくとも口ではしっかり区別をつけなければと思っている。

例えば「長城 ChangCheng」。何度お手本を聴いても、前のChangと後ろのChengの違いがわからない。ただ先生について発音してみると先生はネイティブなため、小さな違いわかる。

初めの Changはa で口を大きく開ける。口を思いのほかあける過程でaの音が変化する。Chengはeで口を小さく開いたまま、発音の過程で口は変化しない(しえない)。

說Shuo はuとoでは口の開きがoのほうが大きい。自分はsyoと母音で口が広がっていない。意識して口と音を変化させる必要がある。

あと驚いたのは、自分の舌の位置が上の歯に向いているときと、舌の歯に当たっているときの違いが、思いのほか先生には別の発音と聞こえていること。たとえばji, qi 。

jiと qiの発声で少しでも舌が上ずると、先生は舌が上がっていと気づく。舌が下の歯に付いているかの違いは英語でも、その区別を明確にしていると思う。少し上げるとRの音が混入しているといわれる。

あとjiとqiは両者とも舌を下の歯につけたままで同じ位置。有気音であるqiは「真ん中」から息を出す。息を口の「真ん中」の限られた面積から出すことによって、息の勢いを出すと有気音ぽく聞こえる。

Zhangと Zhan。Ng は鼻音。鼻で音を出す。

Xi は口を横に引く。写真を撮るとき「ハイ、チーズ」というが、中国人は「Xi」の音を使うという。

最後に印象に残ったのは、先生が社員研修(大手商社)の人に中国語を教えた話。上司(A)と部下(B)とそのまた部下(C)が一緒にレッスンを受けている。(A)は一番年上で耳では何もわかってないが喋るとき、自信をもって中国語をはっきり言う。ボスらしく。だから聞き手は理解する。(B)は社交的(性格開朗 xing2 ge4 kai1 lang3 )でよく喋る。だから聞き手は理解する。(C)は一番若く、聞き取りが一番できるのだが喋るとき自信がなさそうに話すので、聞き手は理解しにくい。要は自信をもって下手でもはっきり話すのが大事とのこと。(有自信心 you3 zi4 xin4 xin1)。

まあやっぱり外国語は難しいと思う。違いが聞こえないのに違いを意識し、そして身につけていく必要があるのだから。