Call Tree 連絡網

コードネームは「レインボー」

会社からの帰りがけ、突如このような電話が携帯にかかってきた。Call Tree Exerciseだ。どのような災害時においてもＩＴシステムのサポートを磐石なものとするため年に一度連絡網の確認として伝言ゲームのようなことをする。

最後の人は先頭の人にかけて終わる。次の人に繋がらない場合はその人を飛ばしてさらに次の人にかける。メール・ＳＭＳでいいの？いや、電話をかけて声を聞かなくてはだめと厳しいルール。次の日は携帯電話のログを確認して詳細な時間を記録する。

このような準備をDisaster Recovery（災害復旧）という。具体的にどんな状況と日本人に聞くと「地震」。シンガポール人に聞くと「鳥インフルエンザ、ＳＡＲＳ」もしくは「戦争」と答える。徴兵がある国らしい答えだ。いずこの国では「革命」か。

伝言ゲームも速やかに終わり準備万端！でも、災害時に携帯電話は使えるのだろうかと問うと「空爆の中、誰が職場に駆けつけるの？」と返答。想像力を彼方に飛ばしながら準備する時間は楽しくとも虚しい。